Monday, December 14, 2020 9:27 AM

米でワクチン接種開始へ 世界最多感染、収束に期待

 【ワシントン共同】米国の一部の州で14日、製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が始まる。1600万人以上が感染、29万人以上が死亡した世界最多の感染国で初のワクチン実用化。流行が収束に向かい、傷ついた社会、経済の回復につながるかどうか期待が高まる。医療従事者と、高齢者ら長期療養施設の入所者に最優先で接種する。

 日本政府も1億2000万回分の供給を受けることで基本合意しており、早ければ来年3月に接種が始まる可能性がある。

 複数の米メディアは13日、ホワイトハウスの職員らが近くワクチンの接種を受けると報じた。だがトランプ大統領はツイッターで「特別な場合を除き、後にするべきだ」と主張。感染して一時入院した自分も現時点で「接種の予定はない」と表明した。