Tuesday, December 15, 2020 9:35 AM

GoTo停止、50%補償 年末年始の経営影響配慮

 赤羽一嘉国土交通相は15日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止に伴い、キャンセルを受けた旅行業者、宿泊施設への補償を従来の35%から50%に引き上げると表明した。停止期間の28日〜来年1月11日は書き入れ時の年末年始と重なり、経営への影響に配慮する。旅行業者や宿泊施設は解約が急増し、経営悪化を懸念する声が出ている。

 一方、西村康稔経済再生担当相は、広島市発着の旅行を全国一時停止より前倒しで除外するかどうか湯崎英彦知事と協議する考えを示した。

 赤羽氏は記者会見で、補償拡大について「年末年始は既に予約が相当入っており、手厚い支援策を講じる」と述べた。補償額の上限は1人1泊当たり2万円で、日帰りは1人当たり1万円。費用はトラベル事業の予算から支出する。(共同)