Wednesday, December 16, 2020 7:54 AM

米州、グーグル追加提訴か 独禁法違反、検索結果巡り

 【ニューヨーク共同】米政治サイト・ポリティコは15日、米州当局が17日にもグーグルを独占禁止法(反トラスト法)違反で米連邦地裁に追加提訴する可能性があると報じた。グーグルが検索サービスの設計を変更し、競合他社に不利な検索結果を表示していると主張する見通しだ。

 民主党系のコロラド州の司法長官と、共和党系のネブラスカ州の司法長官が主導。グーグルの検索結果を巡り、レストランなど中小店舗の口コミサイトを運営する米企業が、グーグルが自社サービスを優遇していると批判している。

 司法省と11州は10月下旬、グーグルが自社の検索サービスをスマートフォンの初期設定にする契約をアップルなどと結び、競合他社を排除しているとして独禁法違反で提訴。カリフォルニア州も今月、訴訟への参加を申し出た。