Thursday, December 17, 2020 9:25 AM

小学校35人学級、正式合意 5年で移行、標準法改正へ

 麻生太郎財務相と萩生田光一文部科学相は17日、公立小学校の少人数学級化に向け、1学級当たりの上限人数を2021年度から学年ごとに引き下げ、5年かけて全学年を35人学級にすることで正式に合意した。中学校では40人を当面維持し、今後の検討課題とする。文科省は来年の通常国会に上限人数を定めた義務教育標準法の改正案を提出する。

 現在の上限は小1のみ35人で、小2〜中3は40人。21年度に小2を35人とし、その後、小3から小6までを順次引き下げ、25年度に35人学級化が完成する。

 閣僚折衝後に記者会見した萩生田氏は「まずは35人学級を充実したものにして、さらなる改善を進めたい」と述べ、目標とする30人学級化への今後の意欲を示した。(共同)