Tuesday, February 23, 2021 9:10 AM

ボッシュ、マイクロソフトと提携〜車載ソフトウェア基盤開発で

 ボッシュは、急成長しているeモビリティーと自動運転技術市場への参入を目指して、車をクラウドに接続するためのソフトウェア・プラットフォーム開発でマイクロソフトと提携した。

 ロイター通信によると、このソフトウェア・プラットフォームは、車両の制御ユニットやコンピューターが、クラウド技術を使って車の使用期間を通じソフトウェアを更新し続けられるようにする仕組み。マイクロソフトのクラウド電算サービス「アジュール(Azure)」をベースに、ボッシュのソフトウェアモジュールを組み込み、2021年末までにプロトタイプ車両に搭載する予定だという。

 ボッシュのマネジングディレクター、マルクス・ハイン氏は「両社は、スマートフォンと同じように車でもワイヤレスアップデートが円滑で便利に機能する状況を作っている」と説明した。両社は、自動車メーカーやサプライヤーが自社のソフトウェア・アップデートを簡素化し加速できるよう、既存のソフトウェアツールの調整でも協力する。

 フォルクスワーゲンも最近、クラウド電算サービスを使って自動運転車のソフトウェア開発作業を合理化するため、マイクロソフトと同様の協力関係を結んだことを発表している。