Friday, May 07, 2021 10:09 AM

1Q生産性速報値、5.4%上昇〜単位労働コスト0.3%低下

 労働省が6日発表した2021年1〜3月期の非農業部門の労働生産性速報値(季節調整済み)は、年率換算で前期比5.4%上昇した。前年同期比では4.1%上昇だった。

 賃金の指標である単位労働コストは前期比0.3%低下。前年同期比では1.6%上昇した。

 労働生産性の内訳は、前期比で生産高が8.4%、労働時間は2.9%それぞれ増えた。前年同期比では生産が1.1%増、労働時間は2.9%減だった。

 時間当たりの労働報酬は名目ベースで前期比5.1%増加。前年同期比は5.8%増えた。物価動向を考慮した実質ベースでは前期比1.3%増。前年同期比は3.8%増だった。

 製造業の生産性は前期比0.1%上昇。生産高が2.4%増加、労働時間は2.3%増だった。前年同期比の生産性は2.2%上昇。生産高が0.6%減、労働時間は2.8%減だった。

 20年10〜12月期の非農業部門の労働生産性は、前期比4.2%低下から3.8%低下へと改定された。