Wednesday, May 12, 2021 9:23 AM

リナックス財団、オープンソースの農業基幹設備事業を推進

 リナックス財団(Linux Foundation)はこのほど、農業向けのオープンソース・デジタル基幹設備推進事業に着手したことを明らかにした。

 ベンチャービート誌によると、リナックス財団は、同事業に取り組むアグスタック財団(AgStack Foundation)を新設し、世界の農業分野においてカギとなる事業や学術界、政府機関の間の協力を大幅に促進することを目指す方針だ。

 近年、ほとんどの業界でデジタル変革が加速している。農業も例外ではなく、無線接続端末や接続化された農機、人工知能(AI)技術が統合された農機、無線検知器網と検知データの分析といった各種のAI技術や自動化技術が農業に応用されるようになった。

労働者不足を補うこともデジタル変革の目的の一つだ。

 オープンソース技術をアグテック(agtech=農業向け技術)にもたらすことがリナックス財団のねらいでもある。

 アグスタック財団は、アプリケーションとデータに関する無料の目的特化型デジタル基幹設備の創造と維持管理を支援することに重点を置く。