Tuesday, June 22, 2021 11:30 AM

インテル、5G通信網の末端機能を強化

 インテル(Intel)は6月21日、5G無線通信網の末端(エッジ)部分の演算機能を向上させるチップ製品やソフトウェアを発表し、5G分野における同社の地位向上をねらう姿勢を鮮明化させた。

 ベンチャービート誌によると、オンライン開催されたことしのモバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress=MWC)で基調講演したインテルのダン・ロドリゲス副社長は、データの75%が2023年までにデータ・センターの外、すなわち工場や小売店、スマート都市といった通信網の末端に置かれた無数の各種装置で生成されるようになると予想される、と話した。それらの末端部分に人工知能や分析といったさまざまの先進機能が統合されるため、5G接続網の重要性はこれから高まるばかりで、そういった動きはすでに加速し始めている、と同氏は話した。

 同氏によると、インテルが511社の技術部門の意思決定者を対象に行った調査では、78%が5G技術を今後の革新にとって欠かせない技術と位置づけている。

 インテルは、vRAN(virtual radio access networks)を重視しており、vRANの性能や機能性を拡充するチップやソフトウェアを今回発表した。

 インテルの基本設計を使って次世代無線通信網を変えつつある大手には、インドのリライアンス・ジオ(Reliance Jio)やドイツ・テレコム(Deutsche Telekom)、ディッシュ・ワイヤレス(Dish Wireless)がある。vRANは、クラウドのような敏捷性と自動化の能力をもたらし、RANのパフォーマンスを最適化して、最終的に利用体験を高めることができる。

 インテルはまた、FPGA(field-programmable gate array)の「アジレックス(Agile)」製品群も拡大しつつある。新しいFPGAに暗号化アクセラレーションを統合して5G環境でマックセック(MACSec=media access control security)に対応することで、vRANにさらなるセキュリティー層を加えている。

 同社はさらに、インテル・イーサーネット800シリーズを拡大して、同社として初めてシンクイー(SyncE)機能を有するイーサーネット・アダプターを追加した。末端のかぎられた空間を想定して設計されており、4Gと5Gの両方のRANに対応している。

https://venturebeat.com/2021/06/21/intel-launches-more-silicon-and-software-for-5g-wireless-networks/