Wednesday, August 11, 2021 10:26 AM

2Q生産性速報値、2.3%上昇〜単位労働コストは1.0%上昇

 労働省が10日発表した2021年4〜6月期の非農業部門の労働生産性改定値(季節調整済み)は、年率換算で前期比2.3%上昇した。前年同期比では1.9%の上昇だった。

 賃金の指標である単位労働コストは前期比1.0%上昇。前年同期比では0.1%上昇した。

 同省ウェブサイトによると、労働生産性の内訳は、前期比で生産高が7.9%、労働時間は5.5%それぞれ増加した。前年同期比では生産が15.8%増、労働時間は13.6%増だった。

 時間当たりの労働報酬は名目ベースで前期比3.3%増加。前年同期比は2.0%増えた。物価動向を考慮した実質ベースでは前期比4.8%減少。前年同期比は2.7%減だった。

 製造業の生産性は前期比6.9%上昇。生産高が3.8%増加、労働時間は2.9%減だった。前年同期比の生産性は6.8%上昇。生産高が16.5%増、労働時間は9.1%増だった。

 21年1〜3月期の非農業部門の労働生産性は、前期比4.3%上昇と前回発表(5.4%上昇)から下方改定された。