Thursday, September 23, 2021 4:10 AM

アーター・ドット・エイアイ、動画会議の拡充機能を追加

 オンライン協業および学習プラットフォームを提供するシリコン・バレー新興企業のアーター・ドット・エイアイ(Otter.ai)は8月25日、マイクロソフト・チームス(Microsoft Teams)やグーグル・ミート(Google Meet)、シスコ・ウェブエックス(Cisco Webex)向けのアーター・アシスタント(Otter Assistant)をアーター・ビジネス・プラン利用会社らに提供開始したことを明らかにした。

 ベンチャービート誌によると、アーター・アシスタントは、それらの動画会議アプリケーションおよびプラットフォームに継ぎめなしに組み込まれ、すべての会議内容を記録および文字化し、議事録を作成し、それらを会議参加者全員で共有できるようにする。

 動画会議内容の文字化や記録を動画会議プラットフォームに追加する動きは少し前から本格化している。グーグルは、発言内容の文字情報を画面上にリアルタイムで表示する機能をグーグル・ミートの利用者向けに提供している。そのほか、チームス向けの類似サービスもすでにある。

 アーターは、同サービスをズーム(Zoom)向けに5月に提供開始した。今回、それをほかのおもな動画会議プラットフォームでも使えるようにした。

 アーター・アシスタントは、動画会議内容の文字化や記録だけでなく、利用者らの会議予定を追跡し、予定確認や、利用者本人が出席するまで会議に参加するといった秘書機能も可能にする点においてほかの類似サービスと異なる。

 アーター・ドット・エイアイの創設者サム・リャンCEOによると、同ツールはまた、参加者らが動画会議中のスクリーンショットを撮ってそれらをデジタル会議ノートに挿入できるようにする。さらに、利用者らが独自のテキスト情報を加筆することで重要部分を一目でわかるようにするといった工夫や加工も可能にする。

https://venturebeat.com/2021/08/25/otter-ai-aims-to-transform-meetings-with-transcription/