Tuesday, October 18, 2016 10:29 AM

ロシア「アレッポ空爆停止」 欧米の制裁拡大警戒か

 ロシアのショイグ国防相は18日、シリア内戦の激戦地の北部アレッポで、モスクワ時間18日午前10時(日本時間同日午後4時)からロシア、シリア両軍による空爆を停止したと発表した。

 両軍の爆撃で民間人に多数の犠牲者が出ているとして、欧米ではロシアに対する経済制裁の拡大論が浮上している。ロシアは攻撃停止をアピールし、こうした動きを避けたい考えとみられる。

 ロシア国防省は17日、ロシア、シリア両軍が民間人の避難や反体制派戦闘員の撤退を主目的に、20日に8時間攻撃を停止すると発表。ショイグ氏は18日からの空爆停止でこうした「人道措置」を確実なものにしたいと説明した。(共同)