Tuesday, October 18, 2016 10:33 AM
五輪会場で4者協議 小池知事「復興」強調
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、東京都の小池百合子知事と都庁で会談し、小池知事がコスト削減を目的に検討する2020年東京五輪・パラリンピックの会場計画見直しについて、都、政府、大会組織委員会、IOCの4者が実務レベルで協議する作業部会設置を提案した。小池知事も了承し、来月にも初会合が行われる見通しとなった。
丸川珠代五輪相、組織委の武藤敏郎事務総長も協力する姿勢を示した。
小池知事は会談で、ボート、カヌー・スプリント会場を、都内に建設中の「海の森水上競技場」から宮城県登米市の「長沼ボート場」に変更する案を念頭に「復興五輪に資するかどうかが会場見直しのポイント」と強調。4者協議に先立ち、今月中に都としての結論を出す考えを表明した。都は同日、「海の森」の仕様変更で整備費を現行計画の491億円から300億円程度まで圧縮できるとの試算を明らかにした。(共同)
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