Wednesday, January 05, 2022 11:55 AM

クアルコム、マイクロソフトと提携しAR事業に注力

 クアルコム(Qualcomm)は、マイクロソフト(Microsoft)との提携のもと、消費者向けと法人向けの拡張現実(AR)技術の普及を加速させる方針を打ち出した。

 ベンチャービート誌によると、両社ともメタヴァースを推進する姿勢をすでに明示しており、メタヴァース事業の足がかりとしてAR技術のさらなる開発強化を加速させる計画だ。

 クアルコムのクリスティアーノ・エイモンCEOは1月4日、ラスベガスで始まった消費者電子製品見本市CESの報道陣向け催事において、質の高い没入感を省電力で実現する軽量のARメガネの開発を支援するカスタムARチップを含む関連生態系の構築に注力するためにマイクロソフトと協業する計画を明らかにした。

 メタヴァース(metaverse)とは、インターネット上に構築された三次元の仮想空間で、複数の利用者らがそれぞれの分身(アヴァター)を使って自由に行動できる仮想社会の世界。メタヴァース内では、利用者が自由に出入りでき、仮想通貨を使って仮想品や仮想サービスを売買し、また、参加者らが創作したデジタル・ゲームやそのほかのデジタル・コンテントを消費することも可能だ。最近では、メタヴァース内の空間である仮想不動産に投資する動きが劇的に強まっている。

 移動通信技術大手のクアルコムは、ホロレンズ(HoloLens)技術によってARに注力するマイクロソフトと提携することで、ホロレンズ技術とモバイル通信技術を融合させる作戦だ。

 2022年がメタヴァース元年になるかどうかはわからないものの、メタヴァース事業に進出するために技術大手やゲーム会社、モバイル会社、小売会社、娯楽会社、消費者ブランド会社、そのほかさまざまの会社による提携が今後大幅に増えると予想される。

 クアルコムのXR担当副社長ヒューゴ・スワート氏は、マイクロソフトとともにAR端末およびソフトウェアの普及をあと押しし、市場規模の拡大に貢献する姿勢を明示した。

 クアルコムとマイクロソフトはすでに協業関係にある。クアルコムは、マイクロソフト製品の生態系向けにカスタムARチップを供給している。同チップは、軽量のARメガネをつくるのに寄与する。

https://venturebeat.com/2022/01/04/qualcomm-teams-with-microsoft-to-accelerate-ar-for-consumers-and-enterprises/