Tuesday, October 18, 2016 5:46 PM

平和願い国連でコンサート バルカン管弦楽団

 日本人指揮者が率いる旧ユーゴスラビア諸国出身者らによる「バルカン室内管弦楽団」のコンサートが18日、ジュネーブの国連欧州本部本会議場で開かれた。今年が日本の国連加盟60年目にあたることを記念したもので、各国外交官ら約3百人が平和を願う日本のメッセージを込めた音色に聞き入った。

 指揮者は長野県出身の柳沢寿男さんで欧州を中心に活動している。コンサートではチャイコフスキーのセレナーデや、歌手の玉置浩二さんが楽団のために作った曲「歓喜の歌」などが力強く奏でられ、大きな拍手が沸いた。

 中学校教師のエマニュエル・リショーさんは「(平和のためという)意味のある音楽を聞けて良かった」と語った。(共同)