Tuesday, October 18, 2016 5:46 PM

有人宇宙船、ドッキング 中国のステーション計画

 中国は19日早朝、有人宇宙船「神舟11号」と、9月に打ち上げた無人宇宙実験室「天宮2号」のドッキングに成功した。その後、2人の飛行士が約30日間、室内に滞在し、さまざまな実験を行う予定。

 習近平指導部は2030年までに米国とロシアに並ぶ「宇宙強国」入りすることを目標に掲げ、有人宇宙プロジェクトを進めている。今回の計画は、20年ごろの完成を目指す独自の宇宙ステーション開発への「重要なステップ」とされ、成功すれば、有人月探査などの宇宙開発にも弾みがつきそうだ。

 有人宇宙船と実験室のドッキングは今回で3回目。17日に打ち上げられた神舟11号には、人民解放軍に所属する元空軍パイロットの男性飛行士2人が搭乗している。約30日間の宇宙滞在は、中国にとって過去最長となる。(共同)