Friday, March 04, 2022 6:44 AM

4Q生産性改定値、6.6%上昇〜単位労働コスト0.9%上昇

 労働省が3日発表した2021年10〜12月期の非農業部門の労働生産性改定値(季節調整済み)は、年率換算で前期比6.6%上昇した。前年同期比では1.9%の上昇だった。

 同省ウェブサイトによると、賃金の指標である単位労働コストは前期比0.9%上昇。前年同期比では3.5%上昇した。

 労働生産性の内訳は、前期比で生産高が9.1%、労働時間は2.4%それぞれ増えた。前年同期比では生産が7.0%増、労働時間は4.9%増だった。

 時間当たりの労働報酬は名目ベースで前期比7.5%増加。前年同期比は5.5%増えた。物価動向を考慮した実質ベースでは前期比0.3%減。前年同期比は1.1%減だった。

 製造業の生産性は前期比0.1%低下。生産高が5.8%増加、労働時間は5.8%増だった。前年同期比の生産性は1.3%上昇。生産高が4.6%増、労働時間は3.2%増だった。

 21年7〜9月期の非農業部門の労働生産性は、速報値の前期比0.8%低下から1.8%上昇に上方改定された。