Friday, July 22, 2022 6:49 AM

ユミコア、加オンタリオ州に電池正極材の大型工場

 ベルギーの非鉄金属大手ユミコア(Umicore)は、12億ドル(15億カナダドル)を投じてカナダのオンタリオ州ロイヤリストに電池正極材(CAM)とその前駆体(pCAM)の製造施設を建設する。着工は2023年、創業開始は25年末の予定。

 同社のプレスリリースによると、工場建設資金の一部はカナダ政府の「戦略的イノベーション基金(SIF)」から提供される。工場は30年末までに、年間100万個の電気自動車(EV)用電池が製造可能な量のCAMおよびpCAMの生産能力を持つ予定。生産した電池材料の供給については、現在電池メーカーと交渉中。

 ユミコアは、北米におけるサプライチェーンの循環化、地域化、脱炭素化のために、上流部門の金属精錬や下流部門の電池リサイクルに関する可能性も探っている。マティアス・ミードライクCEOは「カナダとオンタリオ州は、ユミコアが鉱山からEVの最終市場までを含めた持続可能な電池材サプライチェーンを確立するのに必要な要素を全て備えている。主要顧客との契約が整えば、北米における事業拡大によって3大陸で自動車および電池顧客向けの地域別サプライチェーンが実現する」と話している。