Tuesday, July 26, 2022 9:15 AM

ランサムウェア攻撃、4-6月期に大幅34%減

 コンサルティングのガイドポイント(GuidePoint、ニューヨーク州)がこのほど発表した四半期ごとのランサムウェア(身代金要求型ウイルス)脅威報告書によると、2022年4〜6月期のランサムウェア被害件数は前期から34%と大幅に減少した。

 ベンチャービートによると、世界中の会社や各種機関、団体のサイバーセキュリティー対策チームにとって被害の減少は朗報だが、ガイドポイントはサイバー犯罪集団のコンティ(Conti)が解散したことや、ロックビット(Lockbit)がサービスとしてのランサムウェア(RaaS)の第三版(3.0)をリリースしたことが一時的な減少の要因と指摘し、今後は再び増加する可能性が高いと警告した。

 ある調査によると、IT関連の意思決定者の74%は、二重三重の恐喝技術を多用するランサムウェアを国家安全保障問題と考えるよう訴えている。