Wednesday, October 19, 2016 5:44 PM

迎撃システム、早期に配備 米韓、対北朝鮮で同盟強化

 米国と韓国は19日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)をワシントンで開き、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応を協議した。ケリー国務長官は北朝鮮の弾道ミサイルから日米韓などを守る米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を「なるべく早く行う」と述べ、両国で準備を急ぐ考えを示した。

 米韓閣僚は北朝鮮の5回目の核実験や相次ぐ弾道ミサイル発射を非難し、同盟関係の強化を確認。カーター国防長官は米国の防衛能力を総動員して韓国を守る決意に「揺るぎはない」とし、日本を含む3カ国の連携の重要性も強調した。

 韓民求国防相は北朝鮮が核開発を続ければ「米国にも直接の脅威となる」と指摘。尹炳世外相は「北朝鮮に対処する戦略を見直し、外交圧力と軍事的抑止策を強化しなければならない」と述べた。(共同)