Wednesday, August 31, 2022 11:50 AM

エヌビディアとデル、新たなデータ・センター・ソリューションを発表

 エヌビディア(NVIDIA)は8月30日、デル(Dell Technologies)と共同開発した人工知能時代の新たなデータ・センター・ソリューションを発表した。

 エヌビディアのプレス・リリースによると、同ソリューションは、デル・パワーエッジ(PowerEdge)サーバーとエヌビディアのブルーフィールド(BlueField)DPU(data processing unit)、エヌビディアGPU(graphics processing unit)、エヌビディアAIエンタープライズ・ソフトウェアを組み合わせ、最先端の人工知能訓練や人工知能基盤の推論、データ処理、データ科学、ゼロ=トラスト・セキュリティー機能を法人向けに提供する。

 VMウェア(VMware)はそれにともなって、同ソリューションを基盤とする大企業向けクラウド電算仮想化プラットフォームのヴィスフィア8(vSphere 8)を発表した。同ソリューションは、ヴィスフィア8のワークロード・プラットフォーム向けに最適化されている。

 近年、法人顧客向けに人工知能ソフトウェアを稼働させるデータ・センターが激増し、人工知能基盤のクラウド電算サービスを活用する会社も世界中で増えている。エヌビディアでは、そういった市場を取り込むべく、末端間での仕事の流れに必要なハードウェアと人工知能ソフトウェアへのアクセスを提供するローンチパッド(LaunchPad)を提供している。

 ローンチパッドの利用会社らは、エヌビディアとデルの同ソリューションによって、エヌビディアAIエンタープライズ・ソフトウェア・スイートとVMウェア・ヴィスフィアを搭載した人工知能基盤クラウド電算をパワーエッジ・サーバーで利用できる。

 エヌビディアAIエンタープライズは、会社らが使い慣れた基幹設備上で人工知能を活用できるように最適化されている。会社のプライベート・クラウドからパブリック・クラウドまでどこにでも導入できるよう設計されており、人工知能の活用を軌道に乗せるための世界規模での技術支援も含まれる。

https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-and-dell-technologies-deliver-new-data-center-solution-for-zero-trust-security-and-the-era-of-ai