Thursday, October 20, 2016 10:21 AM

モスル安定化策を協議 パリで外相会議

 イラク軍などの同国北部モスル奪還作戦を巡り、フランスや米国など欧米諸国とイラク、トルコなど中東諸国はパリで20日、外相級会議を開き、戦闘にさらされる市民の保護、包括的な地域安定化策の成立へ向けて協力することなどで一致した。

 フランスのエロー、イラクのジャファリ両外相が共同議長を務め、25カ国と国連、アラブ連盟などの代表者が参加、日本は川村博司駐フランス公使が出席した。

 イラクのアバディ首相は映像によるメッセージで「作戦は予想を上回る速度で順調に進行している」と述べ、各国に一層の支援を求めた。フランスのオランド大統領は演説で「モスルから逃亡するテロリストらを追撃し、一般市民は保護することが重要だ」と述べた。(共同)