Thursday, October 20, 2016 10:21 AM

アレッポで一時攻撃停止 反体制派に武装解除促す

 シリアのアサド政権軍とロシア軍は20日朝(日本時間同午後)から、内戦の激戦地北部アレッポで反体制派が支配する東部地区への攻撃を停止した。ロシア国防省は、停止は同日夕までの11時間で民間人の避難や反体制派戦闘員の撤退を促す狙いだと説明。政権軍は21日と22日も日中の攻撃を停止すると表明した。

 シリア人権監視団(英国)は、アレッポ東部はおおむね平穏と発表した。インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は反体制派が攻撃停止期間を部隊増強や新たな攻撃に使わなければ、期間の延長は可能だと述べた。

 現地からの報道によると、政権軍は拡声器で市民に避難を呼び掛け、戦闘員に対しては「アレッポを(政権側に)取り戻す作戦は最終段階に入った。もはや戦い続ける理由はない」と武装解除を促した。(共同)