Thursday, October 20, 2016 10:22 AM
クリントン氏優位で最終盤 候補者討論会「全勝」
大統領選の民主党クリントン(68)、共和党トランプ(70)両候補による最後の直接対決となる第3回討論会が19日、ネバダ州ラスベガスで開かれた。互いに相手には大統領の資質がないと非難の応酬となり、米主要メディアはクリントン氏が優勢だったと伝えた。選挙戦は「3戦全勝」の同氏が優位を保ったまま、11月8日の投票日までの最終盤に突入。トランプ氏は討論会でも挽回できなかった。
トランプ氏はまた、選挙結果を受け入れるかどうかについて「その時に考える」として明言を避けた。大統領候補として異例の対応は民主主義の根幹を揺るがしかねないと波紋を広げており、今後の選挙戦にさらなる打撃となる可能性がある。
CNNテレビによると、第3回討論会の視聴者調査ではクリントン氏が勝ったとの回答が52%、トランプ氏が39%。これまでの2回に比べ、差は縮まったものの、クリントン氏の「全勝」は明確だ。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」集計の平均支持率でも同氏が6.5ポイント上回っている。(共同)
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