Wednesday, December 07, 2022 6:02 AM

アップル、自動運転車開発計画を縮小〜株価、大幅下落

 アップルが自動運転車開発計画を大幅に縮小し、投入時期を2026年まで延期する考えと、ブルームバーグが6日、関係者の話として報じた。

 報道を受け、アップル株価は2.4%下げた。

 アップルの現在の計画では、ハンドルとペダルが搭載され、高速道路での完全な自動運転機能のみをサポートするものになっている。

 アップルはこれまで、25年にもハンドルやペダルがないEVを市場に投入する計画を進めていると報じられていた。計画の見直しは、当初、目指していた完全な自動運転機能が、現在の技術水準では、不可能と判断したため。

 ブルームバーグによると、アップルは約1,000人の従業員で構成される自動車部門を、カリフォルニア州サニーベール、オタワ、チューリッヒ、アリゾナの各キャンパスに分散して配置している。基礎となるエンジニアリング作業、工業デザイン、ソフトウェア開発の多くはサニーベールで行われ、車の将来のOSの一部は、2016年に自動車ソフトウェアの老舗であるブラックベリーのQNXから労働者を引き抜いた地域であるオタワで開発されている。