Thursday, October 20, 2016 5:41 PM
フィリピン大統領発言の説明要求 米、「決別」に不快感
フィリピンのドゥテルテ大統領が訪問先の中国で「米国と決別する」などと発言したことについて、米国務省のカービー報道官は20日の記者会見で「米国とフィリピンが築いてきた友好関係と合致しない」と不快感を示し、フィリピン側に「ドゥテルテ氏の真意について説明を求める」と述べた。
国務省はラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が22〜25日の日程でマニラを訪問すると発表。ラッセル氏のフィリピン訪問は数カ月前から計画されていたが、カービー氏はドゥテルテ氏の発言について説明を受ける機会になるとの見方を示した。
オバマ政権はアジア重視戦略「リバランス」を掲げ、フィリピンとの同盟関係強化を進めてきたが、6月末に大統領に就任したドゥテルテ氏が反米的な姿勢を見せ、危機感を強めている。(共同)
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