Thursday, March 23, 2023 6:46 AM

次の買い替えでEV購入、検討する米国人は3分の1

 ロイター通信とイプソスの最新調査で、次の買い替えで電気自動車(EV)の購入を検討するという米国人は34%であることが分かった。EV購入を検討しないという人は31%だった。

 購入を検討すると答えた人の支持政党を見ると、民主党支持者が50%、共和党支持者は26%、支持政党なしは27%だった。

 米国では現在、80車種を超えるEVが販売されている。2022年は自動車販売台数全体に占めるEVの割合は6%近くで、EV販売台数は前年から60%以上増えた。

 バイデン大統領は、30年までに新車販売の50%をEVまたはブラグインハイブリッド車(PHV)にする目標を掲げている。国内EVメーカーの最大手はテスラだが、ほかにもフォードの「マスタング・マッハE」、ゼネラル・モーターズ(GM)の「シボレー・ボルト」、韓国・現代自動車の「アイオニック5」などが売れ筋EVとなっている。

 ロイター/イプソス調査では、回答者の56%がEVに支払ってもいい金額は4万9999ドルまでと答えた。バイデン政権は22年8月、インフレ抑制法(IRA)を成立させてEV購入者への7500ドルの税額控除を拡大し、EVの製造と普及の促進を目指しているが、EVの価格はまだ5万ドルをかなり上回っている。

 また、調査回答者の35%はEVの航続距離が500マイル以上であることを望んでいた。しかしこの水準に達している車種はまだほとんどない。別の37%は、最低でも300マイルの航続距離を望んでいた。

 調査は20日まで1週間、全米4410人を対象にオンラインで実施された。