Friday, October 21, 2016 5:45 PM

金融政策「予測可能に」 サンフランシスコ連銀総裁

 サンフランシスコ連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は21日、カリフォルニア州サンフランシスコでの講演で、国際金融市場への影響を最小限にするためにも、連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策をできるだけ予測可能にしようとしていると述べた。ロイター通信が伝えた。

 また、事実上のゼロ金利政策から金利が十分に上がれば、FRBは3次にわたる量的金融緩和で膨れあがった保有資産の規模を現状の4兆5000億ドル規模から大きく減らしていくとするFRBの基本方針に言及。ただ、長期金利は世界的な経済停滞傾向などさまざまな要因が重なって歴史的にみても低い水準に抑制されており、FRBの資産規模縮小が長期金利の上昇につながるとは限らないとし、長期と短期の金利差が大きくなって利回り曲線(イールドカーブ)がスティープ化するかどうかは分からないと述べた。(共同)