Friday, October 21, 2016 5:46 PM

同盟関係に「不確実性」 米、比大統領発言に警告

 アーネスト米大統領報道官は21日、フィリピンのドゥテルテ大統領が「米国と決別する」と宣言したことについて、6月の大統領就任以来「あまりにも多くの問題発言を繰り返してきた」と指摘。両国関係に「不必要な不確実性をもたらす」と警告した。

 同盟国との関係強化を主軸にアジア重視政策を推進してきたオバマ政権は、反米的な姿勢を強めるドゥテルテ氏に危機感を強めている。

 アーネスト氏は、フィリピン政府から「決別」に向けた具体的な通知は受けていないとした上で、米国はフィリピンとの条約に基づく防衛義務を順守すると強調。「フィリピン側も(条約上の)責務を果たすよう期待する」と述べた。(共同)