Friday, May 26, 2023 11:55 AM

ハネウェル、データ分析製品に新機能を導入

 産業技術大手のハネウェル(Honeywell)は5月25日、ソフトウェア・スイート「ハネウェル・フォージ・パフォーマンス+(Honeywell Forge Performance+)」に新製品と新機能を追加した。それらは、顧客会社らが産業用データの増加に対応し、生産性を高められるようにすることを目的としている。

 PRニューズワイヤーによると、産業用データの生成量は2年ごとに2倍のペースで増えており、データを効果的に洞察に変え、それを事業成長や業務処理効率化に結びつけることは多くの会社にとって課題となっていると同時に重要性を増している。

 ハネウェル・フォージは、各業界の用途に対応すべく構築されたサービスとしてのソフトウェア(software-as-a-service=SaaS)で、データを有効活用して産業施設の安全性と持続可能性を高めることを図るよう設計されている。

 今回導入されたハネウェル・フォージ・パフォーマンス+・フォー・インダストリアルズ | プロダクション・インテリジェンス(Honeywell Forge Performance+ for Industrials | Production Intelligence)は、工業生産施設を操業する会社向けのデータ分析技術だ。それを使うことで労働生産性が最大30%向上し、生産量が最大3%向上する、と同社は説明している。

 同社はまた、供給網の顧客会社向けに、ハネウェル・フォージ・パフォーマンス+・フォー・ディストリビューション・センターズ(Honeywell Forge Performance+ for Distribution Centers)に複数の改良を導入した。業務の推進状況に関するKPIs(Key Performance Indicators、重要業績評価指標)を視覚化し、生産性の調整を支援する機能が盛り込まれている。

 北米最大の食品サービス会社でハネウェル・フォージの顧客であるゴードン・フード・サービス(Gordon Food Service)のショーン・キーナ業務推進責任者は、それを導入したことで「生産性と業務効率を向上させる余地のある場所がわかるようになっただけでなく、機械類の故障を予防できるようになった」と語っている。

https://www.prnewswire.com/news-releases/honeywell-expands-honeywell-forge-performance-software-suite-with-its-honeywell-connect-release-301834349.html