Friday, June 02, 2023 11:51 AM

オートメーション・エニウェア、AWSと戦略提携

 クラウド経由の自動化技術を提供するオートメーション・エニウェア(Automation Anywhere、サンノゼ拠点)は6月1日、アマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services=AWS)と戦略提携を結んだことを明らかにした。

 ベンチャービート誌によると、オートメーション・エニウェアはそれによって、アマゾンのセイジメイカー・ジャンプスタート(SageMaker JumpStart)とベッドロック(Bedrock)を使って、高度の生成人工知能機能を顧客会社らにに提供する。

 「AWSは、アンスローピック(Anthropic)やスタビリティー・ドット・エイアイ(Stability.ai)をはじめとするすぐれたプロバイダーのサービスを完全なマネージド・モデルで提供しているため、当社の顧客らが生成人工知能を活用したアプリケーションをすばやく構築できる」と、オートメーション・エニウェアのマイク・ミクーチ最高執行責任者は話している。

 オートメーション・エニウェアはAWSと2017年から協力関係にある。今回の戦略提携はそれを強化するものだ。これまでの基幹設備レベルの協力からアプリケーション・レベルへと範囲が拡大する。

 オートメーション・エニウェアは、アマゾンの生成人工知能モデルだけでなく、グーグルのヴァーテックスAI(Vertex AI)やオープンAIといった提携先とも統合している。顧客会社らはしたがって、「コードにまったく触れずに生成人工知能のステップを業務過程自動化に簡単に組み込める」とミクーチ氏は説明する。

 自動化技術と生成人工知能の組み合わせは、顧客会社にとって非常に有力なツールをもたらすというのがオートメーション・エニウェアの見方だ。「自動化による生産性向上に加えて、感情分析や文書要約といった機能を活用することで、業務処理がさらに加速する」と同氏は語っている。

 同社は今後、オートメーション・コーパイロット+ジェネレイティヴAI・フォー・ビジネス・ユーザース(Automation Co-Pilot + Generative AI for Business Users)のほか、生成人工知能を活かした一連の自動化ツールを導入する予定だ。

https://venturebeat.com/ai/automation-anywhere-collaborates-aws-empower-enterprise-processes-generative-ai/