Thursday, June 22, 2023 6:47 AM

豊田合成、車用ゴム製品開発技術を開発

 豊田合成は、豊田中央研究所と提携し、ゴム製品の製造におけるエネルギー使用量を削減する新技術を共同開発した。

 豊田合成の森町工場で活用され、年間110トンのCO2を削減する。他のゴム部品工場にも適用し、グローバルに展開していく。

 車用ゴムホースは、製造後、オートクレーブに入れ、高温の蒸気で加熱して弾力性を持たせる。この工程では、一定の温度まで上げるために大量の蒸気が使われ、オートクレーブ内の空気を蒸気で交換する工程で、大量のガスが消費されていた。豊田合成は、豊田中央研究所のシミュレーション技術を使ってオートクレーブ内の空気の流れや熱分布を解析し、排出時に必要な蒸気の量を従来の工程に比べて半減させた。