Tuesday, October 24, 2023 6:57 AM

セレンス、特許侵害でサムスン電子訴える

 自動車業界向けに人工知能(AI)技術を提供するセレンス(Cerence、マサチューセッツ州)はこのほど、特許侵害でサムスン電子とその米国法人をテキサス州東部連邦地裁に訴えたと発表した。

 セレンスのプレスリリースによると、訴訟は特に音声認識、手書き文字認識、ウェイクアップワード(スマートスピーカー起動時の呼びかけ文句)の分野における同社の高度な研究・開発(R&D)および技術革新の努力を保護することを目的としている。

 セレンスは大規模かつ国際的な特許ポートフォリオを持ち、これらの技術は同社の製品や自動車メーカーとの協業の基礎になると考えている。

 セレンスのジェニファー・サリナス上席副社長兼法務責任者は「当社は自らの特許ポートフォリオの強さに全幅の信頼を寄せており、知的財産権を強力に擁護する計画だ。サムスンに対する今回の訴訟は、多額に上るR&Dその他の投資、そして当社の伝統と革新文化を守るために必要」と話している。