Wednesday, October 25, 2023 6:59 AM

コロラド、32年までにLDV販売の82%をEVに

 コロラド州はこのほど、電気自動車(EV)の導入に関する新基準を承認した。

 テスララティによると、同州の大気質管理委員会(AQCC)は20日、2032年までに州内で販売されるライトデューティ車(LDV)の82%をEVにするようメーカーに義務付ける新たな「コロラド・クリーンカーズ」基準を採択した。LDVには乗用車やピックアップトラック、SUVなどが含まれる。

 委員会はまた、メーカーには27年からの5年間で無公害LDVの販売目標を毎年増やすことも指示した。無公害車の選択肢には、EV、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)がある。

 同州は、50年までに車からの温室効果ガス排出を完全になくす計画で、30年までに100万台の無公害車を走らせる目標を掲げた。

 同委員会のマイケル・オグレトリー理事は「コロラドはすでに電動車の密度が最も高い州の一つで、当面はこの流れを止めるつもりはない」と述べた。

 注目すべきは、新基準が内燃エンジン(ICE)を搭載した非電動車の販売や使用を禁止しないという点で、中古車や建設・農業分野などで使われる車両にも適用されない。