Thursday, October 26, 2023 6:54 AM

ホンダ、GMと共同開発の量販価格帯EVの投入計画中止

 ホンダの三部敏宏社長は、GMと共同開発する量販価格帯EVについて、投入計画を中止したことを明らかにした。27年に投入する考えだったが、事業性の観点から取りやめた。ブルームバーグが報じた。

 三部社長は計画を中止した理由について、「コストや商品性を考えて、この段階では難しいと判断した」と説明した。

 両社は量販価格帯のEVを共同開発し、27年に北米で販売することを22年に発表していた。GMが開発したEVバッテリー「アルティウム」をベースに車両を開発し、小型のクロスオーバーSUVなどを生産する計画だった。

 量販EVの共同開発は、電動化におけるコスト分担や販売拡大につながる手段として期待されていた。計画の中止はホンダの電動化戦略の見直しにつながる可能性がある。