Tuesday, November 28, 2023 3:10 AM

ズィーブラ、現場のモバイル端末上でLLMを稼働

 ズィーブラ・テクノロジース(Zebra Technologies)は10月16日、同社のモバイル・コンピューターとタブレット上で動作する生成人工知能(generative artificial intelligence)大規模言語モデル(large language model=LLM)の実証に成功したことを明らかにした。

 フォトニクス・メディアによると、クラウド電算サービスに接続することなくモバイル端末上でLLMを稼働させることができれば、さまざまの業界の多くの会社が生産性の向上を加速させることができる。

 ズィーブラは、業務用モバイル電算ソリューションと産業用機械視認システムを活用したインテリジェント自動化ソリューションを強みとする。

 同社は今回の実演について、さまざまの現場の作業員たちの能力を大幅に高める可能性をもたらす、と説明した。同社によると、モバイル端末上LLMは、個々の現場や作業員向けの個人化(個別化)と、データをクラウドで共用しないことによるデータ保護およびセキュリティーの強化を実現する。

 また、クラウド上で運用する生成人工知能検索のコストは高いことから、モバイル端末上LLMは、クラウド接続による遅延のない活用と高い安全性を低コストで利用可能にする。

 ズィーブラは、小売や倉庫、物流、宿泊、医療が端末上LLMを導入できる環境の整った業界だと指摘した。

 同社は、生成人工知能をモバイル末端端末に応用するだけでなく、深層学習を利用した機械視認や、複合電算システム(orchestrated AI)を活用したワークフロー・ソフトウェアといった分野にも端末上LLM技術を応用する計画だ、と同社のトム・ビアンクーリ最高技術責任者は述べた。

https://www.photonics.com/Articles/Zebras_Generative_AI_Breakthrough_Targets_the/a69402