Wednesday, December 06, 2023 6:46 AM

小売業界、AI導入で在庫管理を高度化

 小売店は、消費者の需要をより的確に予測し、新型コロナウイルス禍で混乱したサプライチェーンを修復するため、人工知能(AI)を活用している。

■需要と供給を正確に調整

 ウォールストリート・ジャーナルによると、この新しい動きには、自社の過去の販売情報を活用して需要を予測し、適切な時期に適切な商品を並べるという長年の業界慣行を改良する狙いがあり、在庫の不均衡で多大なコストが生じないよう、各社が需要と供給のバランスをより安定させようとしている。

 業界の予測モデルは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)期間中に事実上崩壊し、掃除用具、家庭用運動器具から仕事着、旅行などのサービスまで、客の需要はピンボールが跳ねるように不規則に変化した。このため多くの小売業者は、需要のある商品の売り時を逃し、店舗や配送センターに品物を送った時には需要がなくなって大量の在庫を抱えることになった。

 また、最近は商品をインターネットで購入し自宅や店舗に届けてもらう消費者が増え、迅速な発送が求められているため、小売店はどこに在庫を置けばより速く効率的に商品を動かせるか、複雑な判断を強いられている。

 一方で、人工知能(AI)や機械学習(ML)技術の進歩により、ソーシャルメディアの人気動画や地域の気象パターンなど、商品の売れ行きに影響するが以前は考慮に入れるのが難しかったデータも全て簡単に取り入れられるようになった。