Monday, January 08, 2024 11:25 AM

ユニヴァーサル・ロボッツ、最新型のコーボットを発表

 ユニヴァーサル・ロボッツ(Universal Robots、デンマーク拠点)は、30kgまで持ち上げることができる協働ロボット(collaborative robot=cobot、コーボット)製品群の拡充に注力している。

 ロボティクス・アンド・オートメーション・ニュースによると、同社が先日発表した最新機種UR30は、同社の二つ目のコーボットで、前世代機種UR20と同じ基本設計を土台とするが、すぐれた動作制御によって運搬上限重量を30kgに増やしながら動作速度が高速化された。

 同社はUR30について、機械の手入れや資材運搬、高トルクのネジ締めといった作業に適している、と説明している。機械類の管理作業では、協働ロボットが複数種のグリッパーを同時に使うことから作業効率を大幅に引き上げることができる。

 UR30は、より大型で高出力のトルク・ツールに対応できるほか、定常モード機能によって、たとえば自動車製造過程で有用のコーボットになる。

 UR30の重量は63.5kgで、それほど大きくない。したがって、作業空間での移動も簡単に実行できる。

 同社のキム・ポブルセン社長は、「より大きい積載量と、より高い柔軟性が自動化の新時代を支える」「世界の産業界は、より機敏な製造と生産におけるモジュール化を採用している」「複数種の手を付け替えることができ、機動性にすぐれ、30kgを持ち運べるUR30の機能は多くの現場にさらなる効率化をもたらす」と述べた。

https://roboticsandautomationnews.com/2024/01/07/universal-robots-launched-new-30-kg-collaborative-robot/75702/