Friday, January 26, 2024 6:05 AM

GM、高級車向け半自動運転「ウルトラクルーズ」終了か

 GMは、テスラの運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」のライバル候補と見られてきた高級車向け運転支援技術「ウルトラクルーズ」の開発プログラムを終了するもようだ。

 テスララティによると、GMは2023年10月にサンフランシスコで起きた自動運転技術子会社クルーズの自動運転車(AV)の事故を受けて、クルーズの問題を修正する一方で支出の配分を見直し、自社の半自動運転プログラムに関する今後の方向性も再検討している。

 CNBCが情報筋の話として伝えたところでは、GMは23年中に米国で提供されると見られていた「ウルトラクルーズ」プロジェクトを終了し、量販車向け運転支援技術「スーパークルーズ」の開発に力を入れる予定だという。

 「スーパークルーズ」は「ウルトラクルーズ」より機能が限定され、エコノミー車両向けに開発されてきた。これに対し「ウルトラクルーズ」は、ハンズフリー(手放し)運転と先進運転支援システム(ADAS)の利用範囲を拡大、最終的には走行状況の95%でハンズフリー運転を可能にしてGMの高級車に搭載される予定だった。