Tuesday, October 25, 2016 5:41 PM
シリア・ラッカ攻略目指す パリで国防相会議
イラクやシリアで過激派組織「イスラム国」（IS）に対する攻撃に参加するフランス、米国など有志国13カ国の国防相がパリで25日、ISの拠点であるイラク北部モスルの奪還作戦の進捗状況などを協議した。フランスのルドリアン国防相らは閉会後、有志国が続いて、ISが「首都」と称するシリア東部ラッカの攻略を目指す方針を明らかにした。
カーター米国防長官は「ラッカと他のIS支配地域との連携を断つための準備に着手した」と語った。「（シリア国内に）決意を持った優秀な同盟軍が必要だ」とも指摘、クルド自治政府の治安部隊が地上戦を戦うイラクと異なり、シリアでは内戦当事者の間の複雑な調整が不可欠になるとの見方を示した。
ルドリアン氏は、モスル奪還作戦について「順調に進んでいる」と評価した。（共同）
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