Thursday, April 25, 2024 7:11 AM

台湾ファラデー、AI駆動の車両ASIC開発で英アームと提携

 ASIC(特定用途向け集積回路)の設計サービスやIP(知的財産)ソリューション大手、智原科技(ファラデー・テクノロジー、台湾)は、英半導体設計大手アーム(Arm)の最新の「オートモーティブ・エンハンスド(AE)」プロセサー技術を活用して、車載用高性能プロセサーコア「Cortex-A720AE IP」のライセンス供与により安全性、効率性、品質を重視した人工知能(AI)対応車載ASICを開発する。

 ビジネスワイヤーによると、ファラデーは2002年以来、アームから技術ライセンス供与を受けており、現在は「アーム・トータル・デザイン」エコシステムの主要パートナーであるだけでなく、アームのオートモーティブ・エコシステムの主要設計パートナーとなっている。

 ファラデーは20年以上にわたるアーム・ベース・システム・オン・チップ(SoC)の設計とサブシステム統合における専門知識を持ち、何百ものプロジェクトを成功させてアーム・ベースSoCの強化や性能最適化に精通している。さらにファラデーは、独自のIP(知的財産)ポートフォリオを持つだけでなく、IP統合に関する広範な専門知識を持っており、SoC設計にサードパーティーのIPを迅速に活用することができる。