Friday, July 24, 2026 7:29 AM
HVの市場投入は大幅増へ〜新型車全体は減少、アナリスト予想
2030年までに市場に投入されるHVの数は大幅に増加する一方、入手可能な新モデルの総数は減り、自動車業界全体の平均商品年齢(モデルの古さ)は過去最高水準に達するという予測を、影響力のある業界アナリストのジョン・マーフィー氏が発表した。オートモーティブ・ニュースが伝えた。
マーフィー氏が31年型までの製品投入計画を分析した結果、ここ数カ月で将来の車のパワートレイン構成が大きく変化したことが分かった。関税政策や排ガス規制の先行き不透明感から、自動車メーカーがEV重視の姿勢を改めたことが背景にある。
氏によると、新車販売に占めるHVの割合は現在の19%から31年には27%まで上昇し、内燃エンジン車は77%から66%へ低下する見込み。EVは5%から7%に拡大するものの、EV購入に対する税制優遇制度の廃止前に予想された8%には届かない。
氏の主導で作成されたバンク・オブ・アメリカの製品投入サイクル調査報告書「Car Wars(カー・ウォーズ)」は、「純EVのプログラムは延期、再設計、中止される一方で、HVはリスク回避手段から主役に変わった。ハイブリッドは比較的価格設定力が高く変動利益率も健全だが、多くの純EVは今も1台当たりでは赤字で、HVはもはやEVへの橋渡しではなく、持続的な解決策として定着しつつある」と分析した。
業界の平均的なモデル刷新率(各メーカーのラインアップのうち毎年どれだけが新型/次世代モデルに切り替わるか)は通常15%前後で推移するが、現在はわずか7.1%で、28年に6.6%まで落ち込んだ後、予測期間の終盤に再び平均を上回ると予想される。これは多くのメーカーが重要モデルの投入を延期しているためで、その結果、業界全体の平均商品年齢は28年型で過去最高の4.8年まで上昇し、その後は低下して期間末には3.2年になる見通し。
報告書はまた、「ライバルが動かない中で主力のトラックやSUV分野で適切な新モデルの投入を続けられるメーカーはシェアを獲得し、古いラインアップに依存したり、延期したEV計画に短期的な成長を期待するメーカーはシェアを失う」と指摘した。