Tuesday, October 25, 2016 5:42 PM

南シナ海、法の支配重要 米長官、ベトナム要人と会談

 ケリー米国務長官は25日、ベトナム共産党のディン・テー・フイン党中央宣伝教育委員長とワシントンで会談し、「南シナ海の平和利用と法の支配の尊重をベトナムと共有している」と強調した。

 南シナ海で軍事拠点建設を続ける中国と、国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所の判断を棚上げして中国に接近するフィリピンのドゥテルテ政権をけん制した形。

 米国とベトナムが参加する環太平洋連携協定(TPP)は発効に不可欠な議会承認の手続きが両国とも遅れているが、ケリー氏は、両国政府は「承認に向けて取り組んでいる」と述べた。(共同)