Wednesday, October 26, 2016 5:57 PM

東欧新部隊に20カ国超参加 NATO、ロシア反発必至

 ベルギーの首都ブリュッセルで開かれている北大西洋条約機構(NATO)国防相理事会は26日、米英とドイツ、カナダが主導し、ロシアと接するポーランドとバルト3国の東欧4カ国に新たに配備する4個大隊について、20を超える国が貢献・参加することを決定、来年前半の発足を確認した。

 ストルテンベルグ事務総長は、ロシアの近年の軍拡と「釣り合いの取れた」対応だと述べたが、多くの国の部隊と相対する形になるロシアは反発を強めそうだ。

 また、理事会はロシアと近接する黒海地域でのNATO軍増強を協議。ルーマニアを中心とした地上部隊に加え、米国やドイツ、カナダ、オランダなどが陸海空軍力の増強に貢献することを確約した。来年2月の国防相理事会までに内容を詰める方針。(共同)