Monday, July 07, 2025 7:05 AM
リビアン、正社員100人超をレイオフ
新興EVメーカーのリビアン(Rivian、カリフォルニア州)は、イリノイ州ノーマル工場で100人以上の正社員をレイオフ(一時解雇)すると発表した。
オートモーティブ・ニュースによると、リビアンは今回のレイオフについて「(時期モデル)R2の運用効率向上に向けた継続的な取り組みの一つとして、製造部門の少数の正社員」が対象と説明している。中型SUVの「R2」は、同社がノーマル工場で2026年初めに生産を開始する予定。
リビアンの広報担当者は、レイオフ対象者の正確な人数を明らかにせず、従業員の約1%とだけ述べた。レイオフを最初に報じたテッククランチは約140人と伝えている。
リビアンの従業員は24年末時点で約1万5000人。その半数以上がノーマル工場で勤務している。ノーマル工場では電動ピックアップトラック、SUV、配送車両を生産している。
同社は「影響を受ける従業員は再雇用の対象となり、社内の他の空きポジションに応募することを推奨する」と述べた。
リビアンのEVは好評を得ているものの、25年の生産台数は現在約5万台と比較的少ない。新型R2の価格は推定4万5000ドルで、これは同社の主力SUVの約3分の1であり、販売の押し上げが期待されているが、7月4日にトランプ大統領が署名して成立した連邦法によって、EV購入の際の税控除は9月30日で廃止される。