Wednesday, September 03, 2025 7:19 AM

ユタカ技研をマザーサンが子会社化へ〜市光のミラー、八千代に続く買収

 ホンダ系のユタカ技研はインドのマザーサン・グローバル・インベストメンツ・ビーブイがユタカの株式公開買い付け(TOB)を来年初めに実施すると発表した。ユタカ技研は買収に応じる意向。

 マザーサンは、ホンダが保有する69.66%以外の30.34%の株式を取得し、その後、ホンダ保有株取得を進め、連結子会社化する。最終的な保有割合はマザーサンが81%、ホンダが19%となる。買い付け価格は1株当たり3024円。買い付け開始は26年1月下旬の予定。

 ユタカ技研は、マフラーやトルクコンバーター、ブレーキディスクなどを製造している。25年3月期の売上高は1792億円(前年度比17.1%減)、営業利益が63億円(42.9%減)、純利益が45億円(38.9%減)だった。

 マザーサングループは、日系サプライヤーに対してM&A戦略を推進している。23年に市光工業のミラー事業を買収したほか、24年には八千代工業(現マザーサンヤチヨ・オートモーティブシステムズ)を手中に収めた。