Thursday, October 27, 2016 5:44 PM

交渉期限設定は「有害」 プーチン大統領、平和条約交渉で

 ロシアのプーチン大統領は27日、北方領土問題解決を念頭に置いた日本との平和条約締結交渉について、「期限を設定することは不可能だし、してはならない。有害でさえある」と述べた。ロシア南部ソチで開いた内外の有識者との会合「ワルダイ会議」で、日本の識者の質問に答えた。

 12月のプーチン氏訪日を前に日本では領土交渉進展への期待が高まっているが、この日の発言で、訪日の際に行われるプーチン氏と安倍晋三首相との会談の際に、期限を区切った平和条約の締結で両首脳が合意する可能性は事実上なくなったといえる。(共同)