Tuesday, March 24, 2026 7:06 AM

クアルコムとウェイブ、AI自動運転技術で提携

 半導体大手クアルコム(Qualcomm)と英国の自動運転車(AV)向け人工知能(AI)開発ウェイブ(Wayve)は、AIを活用した統合型自動運転システムの開発で提携した。

 ロイターによると、ウェイブの自動運転ソフトウェア「AIドライバー」と、クアルコムの自動車向けシステムオンチップ(SoC)「スナップドラゴン・ライド」およびアクティブセーフティー(予防安全)ソフトウェアを組み合わせることにより、自動車メーカーがエントリーレベルの運転支援システムから高度な自動運転機能まで幅広い車種で利用できるプラットフォームの構築を図る。

 自動車メーカーが自動運転機能の高度化を進める中、半導体企業やソフトウェア開発企業は次世代車向け技術の供給を巡って激しく競争している。今回の統合システムはメーカーが複数のサプライヤーから調達したチップ、安全システム、AIソフトウェアを組み合わせる際の複雑さの軽減を目的としており、ハンズオフ(手放し)運転支援から「アイズオフ(目視不要)」と呼ばれる高度な自動運転機能まで、規制が許す範囲で対応していく。

 また、両社のシステムは車両の価格帯や市場を超えて生産数の調整が可能な設計になっており、自動車メーカーは基盤技術を標準化できる。

 2017年創業のウェイブは、機械学習を中心としたソフトウェア主導型アプローチを採用する新世代の自動運転開発企業。地図への依存度が高い従来型システムとは異なる手法を追求し、半導体大手エヌビディアなどから支援を受けている。

 実際の走行データを利用してAIモデルを開発する同社の手法により、車両は運転行動を学習し、ルールベースの詳細なプログラミングを行わなくてもさまざまな道路条件や地域環境に適応できる。

 一方のクアルコムは、スマートフォン以外の分野に事業を拡大しており、スナップドラゴン・ライドのプラットフォームは車載AIシステム向けに高性能かつ省電力の処理能力を提供し、安全基準にも対応する。