Tuesday, March 24, 2026 7:06 AM
BMW、次期「7シリーズ」で自動運転レベル引き下げ
BMWは、4月末に予定している旗艦モデル「7シリーズ」のマイナーチェンジで、レベル3自動運転システムの提供を取りやめ、代わりに次世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ」に基づくレベル2運転支援システムを搭載する。
オートモーティブ・ニュースによると、現行の7シリーズには、条件付き自動運転を可能にする「パーソナル・パイロットL3(レベル3)」が搭載されているが、BMWはコストの高さと実用性が限られることを理由にレベル2に引き下げる。
レベル3には、ライダー(光検知・測距装置)や高性能コンピューティングなどより複雑なハードウエアが必要になるほか、規制要件を満たすための大規模な検証、安全認証、継続的な車両の監視が求められる。これらはメーカーと顧客双方にとってコスト高の要因で、レベル3のオプション価格は約6000ユーロ(約7000ドル)だったが、新しいレベル2システムは1450ユーロ(約1700ドル)でより幅広い機能を提供し、高速道路でのハンズオフ(手放し)走行や、ドライバーの目の動きに基づく自動車線変更が可能になる。
さらにBMWは、携帯電話とナビゲーション装置を連動させた道案内機能「アドレス・トゥ・アドレス」の導入も計画している。
国連規則第171号の認可によってBMWは短期間で複数市場にレベル2システムを展開できるため、今春に欧州の大部分で導入を始めた後、米国に拡大する計画だ。
レベル3システムに関しては、ステランティスが昨年、コスト高や技術的課題、消費者需要の懸念を理由に初のレベル3システム提供を棚上げしたほか、メルセデス・ベンツもレベル3よりやや低い「レベル2プラスプラス」システム「MB.Drive Assist Pro」のプロトタイプを公開した。