Wednesday, June 29, 2016 10:32 AM

他州の中絶制限も認めず 米最高裁

 米連邦最高裁は28日、人工妊娠中絶を受ける権利を大幅に制限するミシシッピ州とウィスコンシン州の州法について、有効性を認めるよう求めた両州の訴えを退ける判断をした。最高裁は27日、テキサス州の同様の州法を違憲と判断したばかり。主要メディアが報じた。

 ミシシッピ、ウィスコンシンの州法は既に下級審で無効と判断され、停止状態。ロイター通信によると、ミシシッピ州法が有効とされれば、州内で唯一の中絶手術施設が閉鎖されるところだった。

 27日の最高裁判断を受けて、同様の訴訟を進めていたアラバマ州の司法長官は28日までに訴訟を取り下げると発表した。他州にも波及する可能性がある。(共同)