Monday, August 03, 2026 7:19 AM

ファクトリアルとSKオン、全固体電池の商業化で提携

 EV向け全固体電池開発のファクトリアル・エナジー(マサチューセッツ州)と韓国電池大手SKオンは、ファクトリアルが開発した全固体電池技術「FEST」の商業化加速を目的に戦略提携した。エレクトライブが伝えた。

 FEST技術は、ステランティス傘下のダッジ・ブランドなどで実用試験が進められている。今回の提携の焦点は、SKオンの世界的な製造能力を活用してFEST技術を産業規模に拡大することにある。両社は全固体電池をSKオンの既存のリチウムイオン電池生産ラインに組み込むことについて、技術的な実現可能性や統合性を共同で評価する。

 SKオンは全世界に年間200ギガワット時(GWh)を超える生産能力を持ち、韓国のほか米国にも大規模な製造拠点を構えている。取り引きする自動車メーカーには、現代自動車グループ、フォード、VW、フェラーリなどがある。

 ファクトリアルは協業を通じ、既存の産業インフラを活用して設備投資を抑えた効率的な量産化の実現を目指している。シユ・フアンCEOは「電池技術の画期的な進歩も大規模生産できなければ意味がない。SKオンの世界的な生産設備と製造ノウハウは、全固体電池技術を世界の生産体系へ組み込む上で極めて重要」と強調する。SKオンにとっても、共同プロジェクトは次世代蓄電技術を探る上で重要な一歩となる。

 ファクトリアルは、現代、起亜、メルセデス・ベンツ、ステランティスなどとも提携しており、米政府系投資機関IQTの支援も受けている。